年齢によって異なるむし歯のでき方

今月のテーマはお子様の年齢によって異なるむし歯のでき方についてです。

前半は1~5歳についてです。

子供は大人とは違い、虫歯のでき方に特徴があります。

1~2歳

前歯の表側や歯と歯の間に虫歯ができやすく、上の前歯が特に虫歯になりやすいです。

〈原因、対策〉

上の前歯は自浄作用が働きにくく、汚れが溜まりやすいところになります。フロス(糸ようじ)にも慣れてももらえるよう少しずつでも良いので通していきましょう。2歳までは特にこの部分を丁寧に磨いてあげて下さい。

*神経質になって時間をかけ過ぎないよう1日1回主に夜、丁寧な仕上げ磨きができるようにしていきましょう

2歳後半~3歳

奥歯が生えてくる時期です。そこが虫歯になりやすくなります。

〈原因、対策〉

奥歯の咬み合う面には、前歯とは違い溝があるため、そこに汚れが溜まりやすいです。

かきだすように丁寧に磨きましょう。

4歳~5歳

奥歯の歯と歯の間が虫歯になりやすくなります。

〈原因、対策〉

歯ブラシでは汚れを取ることが出来ない場所なのでフロス(糸ようじ)を使ってお掃除しましょう。

 

その後5歳前後であごの中で6歳臼歯という永久歯が生えてこようと準備をし始めます。6歳臼歯は一番奥にある乳歯の後ろから沿うようにして生えてきます。この時乳歯は全体に前に押され歯と歯の間のすき間がきつくなり間の汚れが更に落としにくくなるためより一層フロス(糸ようじ)が大切になります。