今回は4・5歳以降の指しゃぶりについてです。

4・5歳まで指しゃぶりが続いていると・・・

 ①歯並び→上の前歯が前方に出る

 ②かみ合わせ→上下の前歯がかみ合わなくなり、前歯で食べ物を

        かみ切るという感覚を覚えにくくなる

 ③発音→サ行、タ行、チャ行、シャ行が不明瞭になりやすい

 ④唇→閉じにくい

これらの影響を及ぼす可能性があります。

4・5歳になると理解力も出てきますので、無理にやめさせるのではなく、

本人に指しゃぶりを続けたらどうなるか話すことで、

自覚してやめようとする気持ちを持たせてあげましょう。

 

アベ歯科には指しゃぶり防止の商品「バイターストップ」というものがあります。

爪に塗るマニキュアのようなもので、苦みや渋みがあり、

指しゃぶり防止の効果が期待できます。

詳しくはスタッフにご相談ください。

 

子どもにとって指しゃぶりは安心を得るための一種の精神安定剤のようなもの。

指しゃぶり=いけないことではなく、指しゃぶりという行為を理解し、

あまり慌てずゆっくりと気長に寄り添い、付き合ってあげましょう。

自然に忘れられるようにしてあげることが理想的です。